ユースケース
以下のユーザープロファイルは、これから説明するシナリオについての例です。マッピングオブジェクトの欠如
SAML2アドオンの使用では、空のマッピングオブジェクトがデフォルトで生成されます。 この例では、fav_genre
とuser_metadata.fav_streaming_service
が未定義ですが、カスタマイズして、Auth0が送信する応答にマッピングできます。
以下の例では、"fav_genre":"fiction"
がSAML応答のhttp://schemas.auth0.com/fav_genre属性にfiction
値でマッピングされ、"user_metadata":{"fav_streaming_service":"hulu"}
がSAMLレスポンスには一切なくなります。
そのため、IdPが送信するSAML応答は以下になります。
標準マッピングの例
上の例では、マッピングオブジェクトをカスタマイズしなかったため、SAML応答のhttp://schemas.auth0.com/fav_genre属性が"fiction"
値となる結果になりました。
今回は、SAML2アドオン設定のマッピングオブジェクトで属性をマッピングして、これに対処します。
そうすると、SAML応答にある"fiction"
値は前回と同様ですが、属性名がデフォルトのhttp://schemas.auth0.com/fav_fictionからhttp://schemas.auth0.com/booksに変わっています。
SAML2アドオンのマッピングオブジェクトを以下のように構成します。