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この例では、ExampleCoという架空の会社のためにタイムシートAPIを作成します。このAPIにより、従業員・請負業者のタイムシートエントリーが管理できるようになります。 また、このAPIを使って、タイムシートエントリーを表示・記録してそれを一元化されたタイムシートデータベースに送るモバイルアプリケーションもビルドします。

TL;DR

前提条件

ExampleCoは、コンサルティングを行うスタートアップ企業です。現在、従業員は約100名で、いくつかの業務を社外の請負業者に外注しています。従業員と請負業者は、毎週タイムシートに記入する必要があります。 そこで同社は、通常のWebアプリ向けシングルサインオンで紹介しているシナリオの通り、タイムシートのアプリケーションを構築しました。社内にいる従業員は、このWebアプリを使ってタイムシートに入力していますが、会社は、会社の外にいる従業員や請負業者にはモバイルアプリケーションを使ってもらいたいと考えています。アプリは、APIを使って、タイムシートエントリーのログを取り、そのデータを一元化されたタイムシートデータベースに送ります。また、管理職によるタイムシートエントリーの承認も可能になります。

目標と要件

ExampleCoは、フレキシブルなソリューションを構築したいと考えています。複数の従業員や請負業者が同時にタイムシートエントリーのログを取る可能性があるだけでなく、外部システムからタイムシートエントリーをアップロードする一括処理も実行できなければなりません。 そのため、会社は、単一のタイムシートAPIを開発して、このモバイルアプリだけでなく、すべてのアプリで時間を記録できるようにしようと決断しました。会社は、このような用途に対応できるフレキシブルなセキュリティアーキテクチャを実装したいと考えています。アプリケーションのコードやビジネスロジックの大部分を、他のアプリケーションと共有できるようにしたいのです。 タイムシートAPIには、認可されたユーザーとアプリケーションだけがアクセスできるようにする必要があります。

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