- アプリケーションレベル
- テナントレベル
login_url
は、Auth0の/authorize
エンドポイントにリダイレクトされるアプリケーションのルートをポイントします(例:https://mycompany.org/login
)。これにはhttps
が必須で、localhost
はポイントできません。login_url
には、クエリパラメーターとURIフラグメントを含めることができます。
OIDCサードパーティ起点のログイン仕様に基づいて、リダイレクトの前に、発行者識別子が含まれるiss
パラメーターが、クエリ文字列パラメーターとしてlogin_url
に追加されます。
デフォルトのログインルートにリダイレクトするシナリオ
ユーザーがログインページをブックマーク
アプリケーションがログインプロセスが開始すると、必要なパラメーターセットを使ってhttps://{yourDomain}/authorize
に移動します。Auth0は、エンドユーザーをhttps://{yourDomain}/login
ページにリダイレクトし、URLは次のようになります。
https://{yourDomain}/login?state=g6Fo2SBjNTRyanlVa3ZqeHN4d1htTnh&...
state
パラメーターは内部データベースのレコードをポイントし、ここで認可トランザクションのステータスを追跡します。トランザクション完了時または一定時間の経過後、レコードは内部データベースから削除されます。
Organizationsを使用している場合、エンドユーザーが組織のログインプロンプトをブックマークに登録すると、Auth0がユーザーをデフォルトのログインルートにリダイレクトする際にorganization
パラメーターも含めます。
ユーザーがログインページをブックマークに登録して、その/login
URLに移動すると、トランザクションレコードがなくなっているため、Auth0がログインフローを続行できないことがあります。この場合、Auth0はデフォルトのクライアントURL(構成されている場合)またはテナントレベルのURL(構成されていない場合)にリダイレクトします。デフォルトのログインURLが設定されていない場合は、エラーページが表示されます。
パスワードリセットフローを完了する
パスワードリセットフローを完了し、アプリケーションまたはテナントのデフォルトのURIが構成されると、ユーザーにログインページに戻るためのボタンが表示されます。 この動作は、ユニバーサルログインエクスペリエンスが有効な場合にのみ起こります。クラシックログインでは、Change Password(パスワード変更)テンプレートでリダイレクトURLを構成する必要があります。詳細については、「メールテンプレートをカスタマイズする」をお読みください。 ユニバーサルログインを使うテナントの場合、/post-password-change
エンドポイントは、ユーザーを特定のアプリケーションにリダイレクトする動作に対応しています。client_id
が指定され、アプリケーションのログインURIが設定されている場合は、パスワードのリセット完了後にユーザーをアプリケーションに送り返すボタンが表示されます。
メール検証フローを完了する
サインアッププロセスの一環として、識別子にメールを選択したユーザーは、メールアドレスの確認メールを受信します。リンクをクリックすると、メールが確認されたことを示すページに移動し、アプリケーションに戻るためのボタンが提供されます。クリックすると、ログインページにリダイレクトされます。有効なセッションがすでに存在する場合は、アプリケーションにリダイレクトされることになります。 この動作は、ユニバーサルログインエクスペリエンスが有効な場合にのみ起こります。クラシックログインでは、Verification Email(確認メール)テンプレートでリダイレクトURLを構成する必要があります。組織メンバーを招待する
ユーザーが組織への参加に招待されると、メールで招待リンクを受け取ります。リンクを選択すると、招待に特定のパラメーターが追加された構成済みのデフォルトログインルートにリダイレクトされます。 たとえば、組織対応のアプリケーションで [Application Login URI(アプリケーションログインURI)] がhttps://myapp.com/login
に設定されている場合、エンドユーザーが受け取る招待メールには、以下のリンクが含まれます。https://myapp.com/login?invitation={invitation_ticket_id}&organization={organization_id}&organization_name={organization_name}
そのため、アプリケーションのルートは、クエリ文字列でinvitation
パラメーターとorganization
パラメーターを受け入れる必要があります。招待受諾トランザクションを開始するには、エンドユーザーとともに両方のパラメーターをAuth0の/authorize
エンドポイントに転送します。
無効になったクッキー
ブラウザーでクッキーが無効になった状態で、ユーザーがhttps://{yourDomain}/authorize
に移動すると、Auth0はユーザーをアプリケーションのログインURIにリダイレクトします。アプリケーションのログインURIが設定されていない場合、リダイレクトはテナントのログインURIに送信されます。
ユーザーをログインページに送り返すと、リダイレクトのループが発生する恐れがあります。この問題を回避するには、ランディングページを使ってクッキーの可用性を確認します。無効な場合は、続行にクッキーの有効化が必要なことをユーザーに警告します。