これらの文書の内容は、法的な助言を意図したものではなく、法的支援の代替と見なされるべきではありません。 GDPRを理解し順守することの最終責任はお客様にあり、Auth0は可能な限りにおいて、お客様がGDPR要件を満たすことを支援します。
ユーザープロファイル情報を制限する
Auth0ユーザープロファイルの個人情報の量を制限する方法は以下の通りです。- ユーザープロファイルのメタデータセクションへの個人情報の保存を最小限に抑える(または避ける)
- エンタープライズディレクトリを使用する場合、必要最小限の情報のみを返すように構成する
- ソーシャルプロバイダーを使用する場合、必要最小限の情報のみを返すように構成する
- Auth0データベースに保持したくないユーザー属性を拒否リストに登録する
ユーザープロファイル情報を暗号化する
ユーザー情報はユーザープロファイルに保存する前に暗号化することができます。データをメタデータフィールドに保管する前に、お好きな暗号化メカニズムを使用することができます。機微情報を設定するときは、Update a User(ユーザー更新)エンドポイントを呼び出します。アカウントリンクを使用する
ユーザープロファイルがまだ存在しない場合、ユーザーがアプリケーションにログインするために接続を使用するたびに作成されます。これは接続ごとに行われます。 理解を深めるため、以下のシナリオを考えてみましょう。あなたのアプリケーションは、サインアップのために以下の3つのオプションを提供しています。- メール/パスワードでのサインアップ
- Googleでのログイン
- Facebookでのログイン
- アカウントリンクをユーザーが開始する :認証済みのユーザーがアカウントを手動でリンクできるように、アプリがUIを提供する必要があります。
- アカウントリンクを提案する :この場合も、検証済みの同じメールアドレスを使用してアカウントをリンクするルールを構成します。ただし、アプリは、自動的にリンクを実行するのではなく、まずユーザーにIDをリンクするよう指示します。
ログをエクスポートする
Auth0ログをエクスポートして、自分で保管するか、Auth0 Marketplaceの外部ログサービスに自動的にプッシュできます。この機能はデータ保持とログ分析の要件を満たすのに役立ちます。APIを使用してログをエクスポートする
を使用してログをエクスポートし、自分で保管できます。使用可能なエンドポイントは2つあり、それぞれがわずかに異なる情報を提供します。すべてのログを検索する
ログイベント検索エンドポイントは、提供した検索基準に一致するログエントリを検索します。検索条件を指定しない場合は、使用可能なすべてのエントリのリストが返されます。 qパラメーターで検索条件を指定すると、fieldsパラメーターで特定のフィールドが取得できます。 APIにアクセスするには、Management APIv2トークンが必要です。 この例にある要求は、成功したログインのすべてのログを取得します(ログイン成功イベントの頭文字はs
です)。ログエントリごとに取得するフィールドのリストはdate 、description 、client_id 、およびlog_id です。
単一のログエントリを取得する
IDでログイベント取得エンドポイントは、提供されたIDに関連付けられたログエントリを取得します。 この例にある要求は、IDが90020180129170850881585554625888895190928456277777449010
である1つのログエントリを取得します。
外部サービスにエクスポートする
Auth0 Marketplaceにあるログストリーミングソリューションのいずれかをインストールして構成すると、Sumo LogicやLogglyなどの他のプロバイダーにログを自動的にエクスポートできます。利用可能なプロバイダーのリストとそれぞれを構成する詳細な手順については、「Auth0ログを外部サービスにエクスポートする」を参照してください。ログに機密情報を残さない
Auth0ログファイルに取り込まれる可能性があるURLに含まれる機密情報は最小限に抑えるべきです。たとえば、ドメイン名をcancer-treatments
ではなく、health-site
などにすることを検討します。
また、以下の手順を確実に行う必要があります。
- サインアップ時およびソーシャルメディアを通じて何を収集しているか、それがサービスの目的に必要かどうかを分析します。
- エンタープライズIDプロバイダーがAuth0に返されるデータを管理するように構成します。
- ソーシャルプロバイダーから収集したいデータを指定し、ユーザーのログイン時に取得するデータの使用に関して、ソーシャルプロバイダーとソーシャルログインに関する特定の条件の交渉を行います。